あかざわひろしの宝石人VOL.4

(Hiroshi Akazawa)

ヒスイ原石

翡翠(ひすい)の原石は普通の石ころとなんら変わりません
その辺にころがっていればただの石です
誰も見向きもしません


でも、写真では表現できませんが
普通の石だと思って持ってみると
手にずっしりときます


すごく重たいです


外見は普通の石だと思っても
自分に手で触れればその違いはわかります
普通の石ではないことがそのときわかります
触れてみて初めてわかります
中身が違うからわかります


この原石も見ただけでは普通ならわかりません
そこで ダイヤモンドカッターで切断しました


切ると やはり普通の石でないことがわかります


見た目は普通の石ころとかわりませんが
近づけば近づくほどわかります


『ここぞ』と言うときに。。。ずっしり。。。重みを感じる奴。。。


そんな奴の中身は。。。 ヒスイの原石かも知れませんね






アクアマリン・キャッツアイ

アクアマリン・キャッツアイは光の帯がでる現象です
普通。。。キャッツアイといえば『クリソベリル・キャッツアイ』を意味します
でも、イエロー系の宝石では単に『キャッツアイ』として売られていることがあります


価格が違うので要注意です アクアマリン・キャッツアイはアクアマリン・キャッツアイで堂々と販売されています
「あたりまえですが。。。」 アクアマリンは有名ですし。。。
クリソベリルにも全然似ていませんから。。。
まねても、しかたないのです。。。 アクアマリンはその名の通り。。。
海水色 海にゴミが浮いていないように。。。


アクアマリンにもゴミ。。。


つまり、内包物がないのがいいのです。。。
でも、一方向に真っ直ぐ入ったゴミはご愛嬌。。。
そのおかげで。。。光の帯が現れるんですから。。。


おなじ技を見せるのでも。。。
アクアマリンのように、独自性をもちたいですね






タイガー・アイ

ネコより強くて高価な感じは名称だけで。。。
トラのほうが安価で業界では立場が弱い。。。
ネコの威を借りたい。。。
タイガー・アイです。 鉄分により黄褐色の色が付いているので。。。
加熱処理したり。。。
酸で処理したり。。。
その結果


いろんなトラ眼石ができます


染めトラ。。。(染色トラ眼石)
抜きトラ。。。(脱色トラ眼石)
トラブルのもとですね~ 人がトラになってもよくトラブルします。


お酒はほどほどに。。。






ルチル・キッツアイ

ルチル・キッツアイ一般に知られるルチルは。。。
ダイヤの模造石だったり。。。
水晶の内におじゃましたり。。。
ルビーの内に入ってスターを演出したり。。。


ほとんど、脇役です


写真のルチルは脇役ではありません。一人前の役者です。役者ですが。。。


スターではなく。。。キャッツです


その名もルチル・キャッツアイ スリランカでスカウトされました


普段は金属光沢のヘマタイト見たいですが。。。


ひとたび、スポットライトをあびると。。。真っ赤に目が輝きます。燃えているんです
わたしは脇役も主役もこなせる。。。
ルチルです。。。






クォーツ・キャッツアイ

クォーツにもキャッツがあります
クォーツ・キャッツアイと呼ばれています
写真のクォーツ・キャッツアイは少しスモーキー系なので。。。
見た瞬間はクリソベリル・.キャッツアイに見えます。
見た目は同じようですが価格は全く違います


肉眼では、その違いは難しいと思います


偏光器で見ると


写真のような少し変わった不思議な模様が現れます
この模様を牛の目にみたて
『ブルズ・アイ(写真)』と業界では呼んでいます
同じように
ダーツの的もブルズ・アイって呼ばれています
こちらのほうがそっくりなので覚えやすいですね




ブルズ・アイは水晶特有の一軸性光軸像ですから
クリソベリル・キャッツアイではなくて
クォーツ・キャッツアイであることがわかります


肉眼で見ると『猫の目』偏光で見ると『牛の目
人は見方によって、見える目が違って来るようです


アイはアイでもそのアイの
違いは目を見ればわかるというお話でした
 

アイは本当のアイでをえましょう