淡水真珠ではなく
湖水真珠と呼ばれる真珠3
淡水真珠と湖水真珠は同じ真珠だと思っていませんか?
安価な真珠の代名詞だと思っていませんか?
アクセサリー用のシワシワの真珠だと思っていませんか?
中国から大量に入って来るありふれた真珠だと思っていませんか?
④形について
真珠は、「真円であればあるほど高価な真珠である」というのを聞いたことがあると思います。いわゆる「八方ころがし」と、言われているものです。事実、その通りですが、そこには、ひとつ条件があります。それは、真珠層がしっかりと巻かれていることです。
(写真の真珠は真珠層がうす巻きのため真珠層が剥がれて中の核が見えています)
例えば、アコヤ真珠の場合、貝殻を丸く削ったものを「核」として母貝に挿入しその核のまわりに真珠層が巻かれる訳ですから「薄巻き」であれば、有るほど「核」の形に近く丸くて当たり前なのです。それを真円の「八方ころがし」だから高価であると言うのは、おかしな話です。
真珠層がしっかり巻かれていてこそ価値ある「八方ころがし」と言える訳です。
では、湖水真珠はどうでしょう。
湖水真珠には、アコヤ真珠にある「核」は存在しません、真珠そのものが、真珠層なのです。
極端な話、アコヤ真珠は、表面のみのハガキ程の真珠層に対して、湖水真珠は、7mmなら7㎜、8㎜なら8㎜その全てが、真珠層です。
「丸い核」を挿入しても真珠層が厚くなればなる程、ラウンドを維持するのは、困難であることを考えると、湖水真珠のすべてが真珠層である湖水真珠のラウンドはいかに稀少かがわかって頂けると思います。
ラウンド以外の形は、アコヤ真珠と同様に多種多様です。どちらかと言えば無核真珠である湖水真珠は、真円をつくるのは不得意ですから、変形真珠にこそ湖水真珠の面白さがあるのかも知れません。核が存在しないぶん真珠層が自由に成長するためデザイナーにとっては、創造をかきたてる様な形に出会うのも湖水真珠の魅力と言えるでしょう。
